目次
処方箋を紛失したらどうする?再発行の手続きと注意点を解説
病院やクリニックで受け取った処方箋を紛失してしまい、「もう一度発行してもらえるのか」「再発行には費用がかかるのか」と困っている方もいるでしょう。
紙の処方箋を紛失した場合は、発行元の医療機関に連絡して対応を確認することが基本です。再発行できる場合もありますが、診察が必要になったり、費用が自己負担になったりすることがあります。
この記事では、処方箋を紛失した場合の一般的な対応方法、再発行の手続きや費用、有効期間、電子処方箋を利用している場合の注意点について解説します。
処方箋を紛失した場合はどうすればいい?
処方箋を紛失した場合、最初に確認したいのは、紙の処方箋を受け取ったのか、電子処方箋を利用しているのかという点です。
処方箋の種類によって、必要な対応が異なります。
紙の処方箋を紛失した場合
紙の処方箋を紛失した場合は、処方箋を発行した病院やクリニックへ連絡してください。
医療機関では、発行した処方箋の情報や状況を確認したうえで、再発行などの対応について案内します。
紛失した処方箋を薬局に提出する前だったのか、すでに薬局で受付を済ませていたのかによっても、確認先や手続きが異なります。
処方箋のコピーや写真で代用できる?
紙の処方箋を紛失した場合、コピーやスマートフォンで撮影した画像を、原本の代わりとして薬局へ提出することはできません。
紙の処方箋による調剤では、原則として処方箋の原本が必要です。
コピーや写真が残っていても、それだけで薬を受け取れるわけではないため、発行元の医療機関へ相談してください。
処方箋を紛失したときの再発行手続き
処方箋の再発行に関する手続きは、医療機関によって異なります。一般的には、発行元へ問い合わせることから始まります。
①処方箋を発行した医療機関へ連絡する
まずは、処方箋を発行した医療機関の受付窓口などに連絡します。
連絡時には、処方箋を紛失したことに加え、受診日、診療科、薬局へ提出したかどうかなどを伝えると、状況を説明しやすくなります。
再発行に必要な手続きや来院の要否について、案内を確認しましょう。
②再発行や診察について案内を受ける
医療機関によっては、処方箋の再発行にあたって再度の診察が必要になる場合があります。
また、紛失した処方箋の使用期間が残っているかどうかによって、取り扱いが変わることもあります。
再発行を希望する場合でも、自動的に同じ処方箋が発行されるとは限りません。具体的な対応は医療機関へ確認してください。
③再発行にかかる費用を確認する
処方箋の紛失による再発行では、費用が自己負担になる場合があります。
医療機関の取り扱いや状況によって、処方箋の発行に関する費用や診察料などが発生することがあります。
再発行後の薬代の取り扱いについても、状況によって異なるため、発行元の医療機関や薬局へ確認してください。
費用を一律に判断せず、手続き前に確認しておくことが大切です。
処方箋を紛失した場合は有効期間にも注意
処方箋の有効期間は原則4日以内
保険医療機関で発行される通常の処方箋は、発行日を含めて4日以内が使用期間です。
この期間には土曜日、日曜日、祝日も含まれます。ただし、長期旅行など特別な事情があり、医師や歯科医師が別の使用期間を記載した場合は、その期間が適用されます。
詳しくは、厚生労働省「処方箋の使用期間にご留意ください」で確認できます。
有効期間が過ぎてしまった場合
処方箋を紛失したまま使用期間が過ぎた場合は、発行元の医療機関へ相談してください。
期限が過ぎた処方箋をそのまま使用したり、自分で日付を書き換えたりすることはできません。
新たな診察や処方箋の発行が必要になる場合もあるため、医療機関の案内に従って手続きを進めましょう。
電子処方箋の控えを紛失した場合はどうする?
電子処方箋を利用している場合は、紙の処方箋を紛失した場合とは対応が異なります。
電子処方箋の控えは処方箋そのものではない
電子処方箋は、処方情報を電子処方箋管理サービスで管理する仕組みです。
医療機関から「処方内容(控え)」という紙を渡される場合がありますが、この書類は処方箋そのものではありません。
そのため、控えを紛失しても、電子処方箋自体が失われたことにはなりません。
控えをなくした場合の受付方法
電子処方箋に対応した薬局でマイナンバーカードを利用して受付する場合は、処方内容(控え)がなくても手続きできます。
一方、資格確認書を利用する場合は、電子処方箋の引換番号が必要です。
引換番号がわからない場合は、発行元の医療機関へ確認するか、マイナポータルで確認できます。
詳しい手続きは、厚生労働省「電子処方せんQ&A」で案内されています。
オンライン診療で処方箋を紛失した場合
オンライン診療でも、医師が薬の処方を行う場合には、紙の処方箋または電子処方箋が利用されます。
紙の処方箋については、医療機関から薬局へ送付される場合があります。処方箋が見当たらないときは、患者本人へ交付されたのか、薬局へ送付されたのかを確認しましょう。
再発行や送付先の変更については、オンライン診療を受けた医療機関へ問い合わせてください。
処方箋の紛失を防ぐためにできること
紙の処方箋を受け取った場合は、ほかの書類と混ざらないように保管場所を決めておくとよいでしょう。
また、発行日と使用期間を確認し、薬局へ提出する予定を整理しておくことも役立ちます。
薬局へ提出するまでは、封筒や書類ケースなどを利用して保管する方法もあります。
電子処方箋を利用する場合は、受付方法や引換番号の確認手順をあらかじめ把握しておきましょう。
まとめ|処方箋を紛失したら発行元の医療機関へ相談しよう
紙の処方箋を紛失した場合は、発行元の医療機関へ連絡し、再発行の可否や必要な手続きを確認してください。
再発行には診察や自己負担の費用が発生する場合があり、処方箋の使用期間にも注意が必要です。
一方、電子処方箋の「処方内容(控え)」を紛失した場合は、マイナンバーカードや引換番号を利用して薬局で手続きできる場合があります。
処方箋の種類と現在の状況を確認し、医療機関や薬局の案内に従って対応しましょう。






















コメント