オンライン診療で症状を伝えるメモの書き方と準備のポイント
オンライン診療を受ける際、医師にどのように症状を伝えればよいのか迷うことがあります。診察前に症状をメモしておくと、いつからどのような変化があったのかを振り返りながら説明できます。
メモには、症状が始まった時期や現在の状態、生活の中で気になっていることなどを整理しておくとよいでしょう。この記事では、オンライン診療で使う症状メモの書き方や記入例、診察時の活用方法を紹介します。
オンライン診療で症状のメモを準備する理由
オンライン診療は、情報通信機器を利用して医師が診察を行う方法です。対面診療と同様に、患者が自分の状態を医師へ伝えることが診察時の情報共有につながります。
伝えたい内容を整理できる
診察中は、緊張したり質問に答えることへ意識が向いたりして、伝えようと思っていた内容を忘れる場合があります。
事前にメモを用意しておけば、確認しながら話を進められます。特に、複数の症状がある場合や、日によって状態が異なる場合は、時系列で整理しておくと説明しやすくなります。
診察時に質問したいことを確認できる
症状だけでなく、医師へ質問したい内容もメモに含められます。今後の受診方法や診察後の手続きなど、確認したいことを書き出しておくと、診察中に質問する際の手がかりになります。
オンライン診療の症状メモに書いておきたい項目
メモの形式に決まりはありません。自分が説明しやすい方法で、分かる範囲の情報を整理します。
症状が始まった時期
最初に、症状に気づいた時期を書きます。日付が分かれば記載し、正確な日付を覚えていなければ「数日前から」「先週ごろから」など、覚えている範囲で構いません。
急に気づいたのか、以前から気になっていたのかについても、思い出せる場合は記録しておきます。
症状の内容と気になる場所
次に、現在どのような症状があるのかを、自分の言葉で記載します。体のどの部分が気になるのか、どのように感じるのかなど、実際に経験した内容をまとめます。
専門的な医学用語を使う必要はありません。病名を自分で判断して記入するのではなく、感じている状態をそのまま伝えることを意識します。
症状の変化や続いている時間
症状が継続しているのか、時々現れるのかなども記録できます。以前と比べて変化がある場合は、その時期や内容を書いておきます。
例えば「午前中に気になることが多い」「昨日と今日は状態が異なる」など、実際に気づいたことを記録します。分からない項目を無理に埋める必要はありません。
日常生活で気になっていること
仕事や家事、睡眠など、普段の生活で気になっていることがあれば記入します。症状について医師に説明する際、生活の状況も合わせて伝えたい場合に役立ちます。
ただし、生活習慣と症状の関係を自己判断で決めつけず、実際に起きた出来事として整理しておきましょう。
オンライン診療で使える症状メモの記入例
症状メモは、紙のノートやスマートフォンのメモ機能などで作成できます。以下は、診察前に情報を整理するための一般的な記入例です。
- 症状が始まった時期:○月○日ごろ
- 現在気になっている症状:○○の部分に違和感がある
- 症状を感じる時間帯:朝・昼・夜・特に決まっていない
- 症状の変化:昨日から変化がある・大きな変化は感じていない
- 日常生活で気になること:○○をしているときに気になる
- 現在服用している薬:お薬手帳などで確認する
- 医師に質問したいこと:今後の受診方法について確認したい
これは記入項目の例であり、すべてを埋める必要はありません。医療機関から指定された問診票がある場合は、その案内に従って記入してください。
診察中に症状メモを活用する方法
最初に相談したい内容を伝える
オンライン診療では、診察が始まったら、まず相談したい内容を簡潔に伝えます。その後、医師からの質問に応じて、メモに整理した情報を説明します。
複数の症状がある場合は、特に相談したい内容を先に書いておくと、話す順番を考えやすくなります。
分からないことは無理に答えない
医師から症状が始まった日時などを尋ねられても、正確に覚えていない場合があります。その際は、分かる範囲で回答し、不明なことは不明と伝えましょう。
また、医師の説明で理解できなかった言葉や確認したい内容があれば、その場で質問できます。聞き取れなかった内容についても、改めて説明を求めて構いません。
診察後の確認事項も記録する
診察中に案内された次回の受診予定や、医療機関への連絡方法などをメモしておく方法もあります。
診察前の症状メモと診察後の確認事項を分けて記録すると、後から見返す際にも区別しやすくなります。
症状メモを準備するときの注意点
個人情報の取り扱いに気をつける
症状メモには、健康状態や服薬に関する情報など、個人のプライバシーに関わる内容が含まれることがあります。
スマートフォンなどに保存する場合は、端末の画面ロックや保存先を確認しましょう。メモを医療機関へ送信する必要がある場合は、指定された提出方法を利用してください。
診察前に内容が変わった場合は更新する
メモを作成してから診察までに、症状や生活の状況が変わることもあります。その場合は、新しく気づいた内容を追記しておくと、診察時に現在の状態を説明できます。
メモは受診のための補助資料であり、診察や医師による判断の代わりになるものではありません。
症状メモがあればオンライン診療を受けられる?
症状を整理したメモがあっても、オンライン診療を利用できるとは限りません。
厚生労働省は、オンライン診療について、患者の状態などによっては実施できない場合があると案内しています。オンラインでの診療が適切でないと医師が判断した場合には、対面診療への切り替えが必要になることがあります。
メモの内容だけでオンライン診療の可否を判断せず、受診方法については医療機関へ確認してください。また、緊急性が疑われる状態では、予約したオンライン診療を待たず、適切な医療機関や救急相談窓口等へ連絡してください。
参考:厚生労働省「オンライン診療について 国民・患者の皆様へ」
まとめ:オンライン診療の症状メモは分かる範囲で整理しよう
オンライン診療で症状を伝える際は、事前にメモを作成しておくと、伝えたい内容を確認しながら医師と話せます。
症状が始まった時期、現在の状態、時間による変化、日常生活で気になっていることなどを、自分の言葉で整理しておきましょう。
症状メモは、詳しい医学的な知識がなくても作成できます。正確に分からない情報を推測して記入する必要はありません。医師に質問したいことも併せてまとめ、診察時の情報共有に活用してください。





















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