オンライン診療の診療計画とは?記載内容と確認すべきポイント
オンライン診療を継続して利用する際には、診療の進め方や対面診療との組み合わせなどを定めた「診療計画」が関係します。どのような内容が記載され、誰が作成するのか、患者は何を確認すればよいのか、疑問を持つ方もいるでしょう。
この記事では、オンライン診療の診療計画について、厚生労働省が公開している情報をもとに、基本的な仕組みや記載事項、受診前に確認しておきたいポイントを解説します。
オンライン診療の診療計画とは
オンライン診療の診療計画とは、医師などが患者の状態を踏まえ、オンライン診療をどのように実施するかを定めるものです。
オンライン診療では、医師と患者が離れた場所にいるため、対面診療で行う触診などができません。そのため、オンライン診療と対面診療を適切に組み合わせることが基本とされています。
診療計画は、診療内容だけでなく、受診方法や対面診療へ移行する条件などを確認するためのものでもあります。
診療計画は誰が作成するのか
診療計画は、医師または歯科医師が作成します。
医療法施行規則では、初診からオンライン診療を行う場合などを除き、事前に対面診療による医学的評価を行い、その結果に基づいて診療計画を定めることとされています。
また、作成した診療計画については、医療機関側で2年間保存することが定められています。
初診からオンライン診療を受ける場合
初診からオンライン診療を行う場合は、診察後に次回の診察日時や方法、状態が悪化した場合の対面診療の受診先などについて、医師から説明が行われます。
その後もオンライン診療を継続する場合や継続が見込まれる場合には、速やかに診療計画を定めることとされています。
初診からオンライン診療を利用できるかどうかは、医師が個別に判断します。
オンライン診療の診療計画に記載される内容
医療法施行規則では、診療計画に含める事項が定められています。患者が理解しておきたい主な内容は次のとおりです。
診療内容と対面診療の組み合わせ
診療計画には、オンライン診療で行う具体的な診療内容や、対面診療・検査との組み合わせに関する事項が含まれます。
オンライン診療だけで診療を進めることを前提とするのではなく、どのように対面診療を組み合わせるかが重要になります。
診療時間やオンライン診療の方法
診療計画には、診療時間やオンライン診療の実施方法に関する事項も含まれます。
患者は、医療機関から案内される受診方法や接続手順などを確認しておくと、当日の準備を進めやすくなります。
なお、実際の予約受付時間や予約方法は医療機関によって異なるため、それぞれの案内を確認してください。
対面診療への移行条件と急変時の対応
診療計画には、オンライン診療を行わないと判断する条件や、その場合に対面診療へ移行することも含まれます。
また、急病や病状の急変があった場合の対応方針も記載事項の一つです。
患者は、必要になった場合の連絡方法や対面診療の受診先について説明を受け、疑問があれば医療機関へ確認することが大切です。
複数の医師が担当する場合や情報管理
複数の医師などがオンライン診療を担当する予定がある場合には、担当者の氏名や診療を行う場合の組み合わせなども診療計画に含まれます。
さらに、サイバーセキュリティに関する責任分界点も記載事項です。これは、情報管理に関して関係者がそれぞれどの範囲の責任を負うかという考え方です。
診療計画の説明を受ける際に確認したいこと
診療の進め方を理解する
医師はオンライン診療を開始する前に、診療計画に含まれる事項などを患者へ説明することとされています。
説明を受ける際には、次のような点を整理しておくとよいでしょう。
- オンライン診療で予定されている内容
- 対面診療や検査との組み合わせ
- 次回の受診方法や予定
- 対面診療へ切り替える場合の対応
- 急変時の連絡先や相談方法
わからない内容があれば、診察中や医療機関への問い合わせ時に確認できます。
診療計画の確認方法を尋ねる
診療計画の内容を後から確認したい場合には、医療機関へ相談してください。
文書や電子的な方法で確認できるかどうかなど、具体的な対応は医療機関に確認する必要があります。
口頭で説明された内容について、自分用に要点をメモしておくことも、次回の受診準備に役立ちます。
診療計画がある場合のオンライン診療の流れ
診療計画に基づいてオンライン診療を利用する際の一般的な流れを紹介します。
- 医療機関から診療計画に関する説明を受けます。
- オンライン診療の実施について医師と患者の間で合意します。
- 案内された方法で診療の予約や準備を行います。
- 予約した日時に医師による診察を受けます。
- 診察後、次回の受診方法などについて確認します。
実際の手順は医療機関や診療内容によって異なります。
また、診療計画がある場合でも、オンライン診療を実施するかどうかは、その都度医師が判断します。
オンライン診療の診療計画に関するよくある疑問
診療計画があれば毎回オンラインで受診できますか?
診療計画が作成されていても、毎回オンライン診療を受けられると決まっているわけではありません。
医師は診察の都度、オンライン診療の実施が適切かどうかを判断します。必要に応じて対面診療へ移行する場合もあります。
診療計画について希望を伝えられますか?
患者は、オンライン診療を希望するかどうかを明示し、医師との合意に基づいて診療を受けます。
受診可能な時間帯や通院に関する事情など、診療を受けるうえでの希望を医療機関へ伝えることはできます。ただし、具体的な診療方針は医師が医学的に判断します。
診療計画の内容を変更することはありますか?
受診を続ける中で、診療の進め方について改めて検討が必要になる場合があります。
受診方法や予定について疑問が生じた際には、自己判断で対応を変更せず、医師や医療機関へ相談してください。
まとめ
オンライン診療の診療計画は、オンライン診療の内容や実施方法、対面診療との組み合わせ、急変時の対応方針などを定めるものです。
患者にとっては、今後の受診方法や医療機関との連絡方法を理解するための情報になります。
診療計画の説明を受ける際には、受診の進め方や対面診療への切り替えについて確認し、不明な点を医療機関へ相談することが大切です。
制度の詳しい内容については、厚生労働省「オンライン診療について」や医療法施行規則も参考にしてください。





















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